代表挨拶

藤本 嶺 Ryo Fujimoto
一般社団法人 葉山の森林安全センター 代表理事

1989年、神奈川県横須賀市田浦生まれ。葉山町上山口在住。幼い頃から森のそばで育ち、自然とともにある暮らしを体験的に学ぶ。
逗葉高校卒業後、大工の道へ進み、2017年に葉山・上山口を拠点に「藤本工務店」を設立。国産材と伝統工法を用い、「土に還る 家づくり」を実践している。
森林とのより深い関わりを求め、2021年、「一般社団法人 葉山 の森保全センター」 (HFC)を立ち上げ、地域の仲間と葉山の森の 整備や活用に取り組む。
また、2023年、木のある暮らしを多様 な形で提案する 「森のサラダ」を創業、杉材でつくられたフィット ネスジム 「&FOREST HAYAMA」を開設。
代表ご挨拶
地球が生まれて46億年、森が誕生して3億8000万年、人類が誕生して30万年
森と人との距離が離れてたったの50年…
森と人の距離が離れ始めた時期と背景を調べると、1950年代後半から1970年代、いわゆる高度経済成長期と言われ、日本では急速な経済発展が進み、暮らしや産業におけるエネルギー源が、木質資源(薪・炭)から石油・電気・ガスへと劇的に変化しました。
都市部だけでなく農山村でも木質資源を使わなくなり森林から直接エネルギーを得る必要がなくなりました。
それまで多くの人々が関わっていた里山管理は衰退し森林は「生活の場」から「手入れのされない空間」へと変化していきました。
現在、多くの地域で再び「森と人のつながり」を取り戻そうとする動き(里山再生・保全、森林教育、林業の再評価など)が進められています。
私たちが暮らす三浦半島(横須賀・三浦・鎌倉・逗子・葉山)にはたくさんの森林があります。
三浦半島全域の面積が約20,660haそしてそのうちの約42%が森林でありその面積は約8,620ha、東京ドーム1,834個分です。サッカーコート12,072面分です。
森と人との距離が離れてたったの50年、この広大な自然を相手に何が出来るのか?
様々なカタチがある中で、私たちは三浦半島の森林を対象に、この地域に合った【都市型森林林業】を目指します。
人間社会と隣り合わせにあるこの森と、どう向き合っていくか?
HFC立ち上げから5年が経ち、ようやく明確な目標が見えてきました。
人々の暮らしを守る林業(防災安全)、気持ちいい楽しい林業(空間利用)、資源を活かす林業(きちんとつくる・だいじにつかう)、未来に繋ぐ林業(教育)様々な課題や問題を解決する為、ここに暮らすみんなが豊かに幸せになれるように、この地球という自然を未来へ残すために、そしてすべての生きものにとってより良い選択ができるように私たちたちは、【森林業】を通じて地域に貢献します。
一般社団法人葉山の森保全センター代表理事 藤本嶺
法人概要
- 名称
- 一般社団法人 葉山の森保全センター / HFC( Hayama Forest Conservation Center)
- 設立
- 2021年6月
- 所在地
- 〒240-0115 神奈川県三浦郡葉山町上山口2368-1
- 連絡先
- info@hayamanomori.org
- 代表理事
- 藤本嶺
- 理事
- 田中直彦 松本浩之 山上剛 名取洋(監事)