ヒノキの植林体験を通して。

秦野森林組合さんのご協力で、保全センターメンバーとヒノキの植林を体験してきました。
計画に基づいて成熟した森林を収穫(主伐)した後は、次の世代の森を育てるために再び苗木を植えます。これは「伐って終わり」ではなく、森を循環させる大切なステップです。
葉山の森にも、植林からおよそ70〜80年が経ったスギ林が点在しています。一般に、人工林のスギ・ヒノキは高齢になるほど成長(材積の増え方)が緩やかになります。若い世代の木を育て直すことで、再び旺盛に成長し、二酸化炭素をよく取り込む森林へとバトンを渡せます。
「木を伐る=環境に悪い」というイメージが先行しがちですが、無計画な大量伐採と、計画的な主伐+再造林はまったく別物です。水源涵養や土砂災害の予防、そして炭素の貯蔵・吸収という観点でも、更新のタイミングで主伐を行い、適切に植え直して世代交代を進めることが重要です。
今回の植林体験では、適切な間隔で苗を植え、初期成長を助けるための管理のポイントも学びました。森は「伐って・使って・植えて・育てる」を繰り返す長い営み。私たちも地域の森が健全に循環していくよう、現場でできることを一つずつ積み重ねていきます。